2023年2月18日
ミッドライフクライシス、中年の危機とも言われている。
人生の折返し地点の中年期に感じる、虚しさや、不安感。無気力など、不安定な心理状態になることを指す。
中年にもなると日々様々な変化を感じる。
会社での立場や環境の変化。
家庭内の変化もあるだろう。
体力の衰えを感じ、これまで当たり前にできていたことができなくなる。
それらの変化で、思うように行かない焦りや、限界を感じてしまい。
「自分は本当にこのままでよいのだろうか?」
「自分の求めているのはこんなことだったのだろうか?」と否定的になったり、自分アイデンティティが揺らいでしまう。
中年男女の80%が経験するとも言われている。
自分のアイデンティティが揺らぐのは辛いものだ。
これまでやってきたことと、その否定で葛藤が起き、自分自身がわからなくなってしまう。
もし、そのようなことを感じているなら、自分や自分の人生を再定義すると良い。
それには、人生の目的、ゴールを設定することだ。
ゴールや目標は明確にするようにと言われることも多い。
しかし、人生という長いスパンでのゴールは抽象的でいい。
ただ、そこに「誰かの役に立つ」ということを入れると良い。
若いときは自分のための目標を掲げがちだ。
がむしゃらに目標を追いかけているときはそれでもいいと思う。
ただ、これから人生を再定義し、ゆらぎのないアイデンティティにするために、利他的なゴールを考えてみる。
社会にも目を向け社会への貢献を考えてみる。
そして、その行動を取ってみる。
誰かの、何かの役に立っているという感覚は自尊心を高め、幸福感が増す。
その自尊心がアイデンティティの再定義につながる。