昨年からtodoリストをやめて、カレンダーでの管理に切り替えている。
それもあまり細かなタスクを設定はしていない。
忘れては行けないアポイントや締切のある作業程度だ。
あまり、やることが多く見えるとうんざりすることがあったので、改善のためにはじめたことだった。
その後リストを使う代わりに記録をつけることにした。
それも、できる限りすべての時間の行動を記録することにしている。
たまに忘れてしまったり、修正する必要はあるが、todoリストを使うよりも作業が捗るようになった。
これからやることのリストと、すでにやったことの記録では用途が違うと思うかもしれないが、時間と成果で考えると、記録をつけることのほうが生産性が上がっている。
すべを記録するということは、休憩やサボりも記録するとことになる。
最初のうちはサボりを記録することに抵抗があった。
記録はすべてgoogleカレンダーに反映させているので記録していない時間は空白になる。
空白の時間は何もしていないかというと、そんなことはないだろう。
おそらく、youtubeをみたりtwitterを読んだりしているのだろう。
ぼーっと考え事をしているだけかもしれない。
意識的な行動なら何をしていても問題はないが、無意識に時間を使っているとなると問題だ。
貴重な時間をどうでもいいことに浪費していることになる。
そしてその過ぎ去った時間に何をしていたのかは、忘れてしまうので振り返りもできない。
すべてを記録することいろんな効果が出てきた。
まず無意識に浪費する時間がなくなった。
youtubeもSNSも意識して見るなら問題ない。
記録を意識しているので、ついつい時間が過ぎていたということがなくなった。
サボりがなくなり、意識した休憩の時間になった。
何より、作業効率が上がり、必要な時間の見積もりができるようになった。
複数のプロジェクトを抱えていると、やることの多さにやる気をそがれることも有ったが、成果が見えることで前向きになれる。
すべてを記録するなんて、無駄なことと思うかもしれない。
しかしやってみると時間に対しての感覚が変わってくる。
ギリシャの哲人セネカが「生の短さについて」で述べている
われわれにわずかな時間しかないのではなく、多くの時間を浪費するのである。人間の生は、全体を立派に活用すれば、十分に長く、偉大なことを完遂できるよう潤沢に与えられている。
『生の短さについて』セネカ著 岩波文庫
ということが認識でき、感じられるようになる。
時間は有限だが十分に長い。
記録することで、活用していきたい。