セルフ・エフィカシーを高めることで目標達成に近づいていく。
セルフ・エフィカシーとは、自己効力感とも呼ばれ、自分が物事をうまく実行できると認知している事をいう。
わかりやすく言うと、自分はできるという信念のことだ。
このセルフ・エフィカシーは、個人のパフォーマンスに直接影響を与えるため、目標達成のために、非常に重要な能力となっている。
この、セルフ・エフィカシーとは、心理学者のバンデューラによって提唱されている概念だ。
セルフ・エフィカシーは、人生のあらゆる局面で重要な役割を果たす。
例えば、学業や職場において、高いセルフ・エフィカシーを持つ人は、より良い成績やパフォーマンスを示す傾向がある。
また、ストレスに対する耐性や自己管理能力も高まるため、メンタルヘルスの側面でも重要だ。
バンデューラの定義によれば、セルフ・エフィカシーを高める要因として、以下のようなものがあるとされている。
自己効力感の先行要因
wikipedia
自己効力感を生み出す基礎となるのは、以下であるとされる。
1.達成経験(最も重要な要因で、自分自身が何かを達成したり、成功したりした経験)
2.代理経験(自分以外の他人が何かを達成したり成功したりすることを観察すること)
3.言語的説得(自分に能力があることを言語的に説明されること、言語的な励まし)
4.生理的情緒的高揚(酒などの薬物やその他の要因について気分が高揚すること)
5.想像的体験(自己や他者の成功経験を想像すること)-O.マダックスによる。
6.承認(他人から認められること
これらの要因の中から、セルフ・エフィカシーを高めるために活用しやすいものを紹介しよう。
本家、アルバートバンデューラの
激動社会の中の自己効力
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どんな手法でもこれが一番目に来るように、目標の設定は何よりも大切だ。
目標を明確に設定することで、自分の目指す方向性や、成長を確認する指標になる。
明確な目標設定により、自分自身に対する信念が高まり、セルフ・エフィカシーが向上していく。
逆に言えば、目標がないと成長を感じにくく、成功体験を積み上げられない。
まずは、目標を明確にすることが大事だ。
目標を設定し、行動していくと何らかの経験を手に入れることができる。
成功体験を積むことで、何かを達成できるという実感を得ることができる。
これを積み上げることで、セルフ・エフィカシーが高まっていく。
面白いのは、自分の体験だけでなく、自分以外の人の成功を観察することでもセルフ・エフィカシーが高まることだ。
周りに成功している人がいれば観察し、どんな行動をとっているのか分析してみよう。
人は頭の中で常に何かの言葉を発している。
これを、セルフトークというが、セルフトークを効果的に行うことで、セルフ・エフィカシーを高めることができる。
言葉を発すると同時に何らかの想像をしているはずだ。
たとえ、想像であっても、成功経験を想像することでセルフ・エフィカシーを高めることができる。
積極的にポイティブな言葉を使い成功をイメージしよう。
行動をしているとうまくいくこともあれば、そうでない経験をすることもある。
たとえ、うまく行かなかった場合でも、適切な振り返りは大事だが、必要以上に反省、落ち込みはしないことだ。
どんな時でもネガティブ考えやな言葉を使わないように注意しよう。
セルフ・エフィカシーは、自己効力感とも呼ばれ、自分自身が目標を達成することができると信る力のことだ。
そのためには、目標を明確にし、成功体験を積み、ポジティブなセルフトークを使うことで、セルフ・エフィカシーが高まっていく。
セルフ・エフィカシーが高まると目標達成の為の行動力も高まるので、この記事を参考に目標達成してほしい。