今はVUCAの時代と言われている。
VUCAとはVolatility,Uncertainty,Complexity,Ambiguityの頭文字を取ったものだ。
最近特に聞かれるようになってきた。
最近出来た言葉ではなく、1990年頃から使われていたらしい。
VUCAの詳細についてはまた次の機会に書こうと思うが、予測不能で何が起こってもおかしくない時代になったこと言うことだ。
それは、この数年の社会情勢を見ても間違いない。
想像もしていないことが起こっている。
時代が複雑で不確実になったということは、これまでの価値観は変化し、今までの常識が常識でなくなる。
それに合わせて、個人の考え方も変えていかないと、生き抜くことが難しくなっている。
そして、時代に合わせて働き方も変わりつつあり、終身雇用は過去のものになった。
すでに一つの企業で勤め上げることは、古い価値観になっているのではないか。
これまでのプロセスは、教育→労働→引退というプロセスが刷り込まれてきている。
しかし、若い世代は就職しても数年でキャリアチェンジしたり、独立起業をしたりと働き方は変わってきている。
40代以降の年代には価値観の変化に馴染めない人もいるかも知れない。
私の周りの若い人起業家たちは、社会の価値観、お金の価値観、労働の価値観、経済の価値観を新しいものにしようと取り組んでいる人たちが増えている。
これからは、古い価値観を更新し、組織にとらわれず、自分のちからで生き抜く力を身につける必要があるのではないか。
このような時代を生き抜くには、あらゆることを学び続け、自分で判断する姿勢が必要になる。
情報が溢れかえっている今、情報の真偽について判断できるようにならなければならないし、誰かの意見に従うのではなく自分の責任で決めて行けるようにならなければならない。
社会人になってからの学びは、今働いている企業や仕事に必要なスキルや知識が中心になっている。
経験も企業内のものなので、いざ別の社会にいってみると、全く通用しないなんてことも起こるのではないか。
リカレント教育や大人の学び直しというキーワードが目につくようになったのも時代背景を表しているのではないか。
独立心をもって自律的に生きていくには何から始めるといいのだろうか。
まずは自分の強みを知ることから始める。
企業に従順な人間が重宝されてきた時代とは違い、個性的で何か尖っているところがある方が良い。
これまでの、学校教育の影響で、われわれは欠点を克服することを学びと捉えてきた。
平均に近づくためにできないことを減らすことに力を入れてきた。
これからは強みを伸ばすほうが良い。
できないこと、やりたくないこと、苦手なことをするよりも、自分の強みを活かせることををしていくことだ。
強みについて知るには、VIAテストやストレングスファインダーなどを試してみるのがいいだろう。
VIA-IS診断
https://www.viacharacter.org/Survey/Account/Register
こちらの書籍も参考になると思う。
『さあ、才能(自分)に目覚めよう』
新版ストレングス・ファインダー2.0
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いずれも自分の強みや特性を知ることができる。
強みには人を大きく成長させる要素があり、自分の力を発揮させる力がある。
自分の強みを知って、学び続ける姿勢があれば、VUCAの時代でも生き残ることができるだろう。