やりたいことをやるための考え方

あなたはやりたいことをやっているだろうか？

世の中はやりたいことをやりなさいと言う言葉で溢れている。

私も同感だ。

やりたいことがあるならとっととやればいいと思っている。

そういう相談には、さっさと始めましょうと言っている。

物事を先送りにするほど人生は長くない。

考えているうちに時間などあっという間に過ぎてしまう。

でも世の中はそんなに簡単ではないらしい。

なかなか一歩を踏み出せない。

理由は様々だろう。

失敗に対しての不安。時間がない。何から始めればいいかわからない。

そういう話を聞くうちに、ふと思ったことがある。

やりたいことと職業を結びつけて考えてはいないか？

やりたいことでお金を稼げなければ意味がないと思っていないか？

社会人はそのほとんどの時間を仕事に費やしている。

仕事とはお金を稼ぐために必要なことで、やりたいことが仕事なる＝お金を稼げるかで判断しているのではないか。

やりたいことがあるのではなく、お金を稼ぐが先に来てやりたいと思っていることを当てはめている様に感じることが多い。

以前、若者の支援をしたいと相談を受けたことがある。

私はやりたいことならすぐに始めましょうと、いくつかアドバイスをした。

実際に若者を集めて話を聞き、プランが固まってきたが、その後何かをしているということを聞かない。

本当にやりたいことではなかったのか、お金にならないと思ったからなのかはわからないが、おそらく両方だろう。

やりたいことをやる」時に、お金と結びつけて考えるのは間違いである。

本当にやりたいことであればすでにやっているだろうし、稼げるかどうかは関係ない。

趣味を持っている人もいると思うが、その趣意はお金になるならないを考えるだろうか。

おそらくお金にならなくても楽しいからやる、やりたいからやるのではないか。

やりたいことを職業にする場合も同じことだ。

違うのは自分のためになることか、社会のためになることかの違いだけ。

職業をお金を稼ぐ手段と考えいると、やりたいこと＝職業＝お金を稼ぐことになる。

やりたいことを職業にできないのは、お金に結びつけて考えてしまう、マインドの持ち方に問題があるのだろう。