「やる気は」どこから来るのだろうか?
昨日はあれほどやる気があったのに、今日はやる気がまったくで出ない。
モチベーションが上がらない、下がったなどと表現することもある。
やる気とモチベーションは同じなのだろうか?
手元の大辞林によると
やる気とは
大辞林
物事をやりとげようとする積極的な気持ち。
とある。
モチベーション、動機とは
人の行動を決定する意識的・無意識的原因。動因。
大辞林
となっている。
行動の動機は上がったり下がったりはしないので、上下に動いているのはやる気の方だ。
なぜやる気が上がったり下がったりするのか。
それは動機の原因がどこから来ているのかで変わってくる。
動機には、外から原因を与えられていている外発的動機と、内側から発生する内発的動機がある。
会社から与えられた仕事上の目標は外初的動機で、趣味の世界での目標は内発的な動機だ。
どちらの動機のほうがやる気が出るだろう。
会社から与えられた目標は、何らかの報酬が伴うだろうし他者との約束という制約もつく。
約束は守ろうとするので、その目標に向かっている間はやる気も出る。
しかし、このやる気は報酬をもらえている間は続くかもしれないが、報酬がなくなったとしたらどうだろうか?
おそらくやる気どころかそのものを止めてしまうのではないだろうか。
一方内発的な動機の場合、趣味の行為自体が報酬になる。
当然やる気にあふれているのではないだろうか。
当たり前の話をしているようだが、これらの例からもわかるように、やる気とは内発的動機に影響されるものである。
もし、なんだかやる気が出ないと思っているなら、一度動機について考えてみるといいかもしれない。
外初的な動機で行動していて、かつやる気が安定していないなら、内発的動機に置き換えられないかリフレーミングしてみるといい。
与えられた目標を自らの目標に置き換えてみてはどうだろう