目標を定め、一歩を踏み出そうとすると、なんとも不安な、嫌な気持ちになるときがある。
先程までは「やるぞ」という気持ちにだったのに、どうしたわけか、いろんな心の声が聞こえてくる。
そんな経験をしたことがあると思う。
それは、無意識に結果への恐れの感情を抱いているからだろう。
人には安心して活動できる心理的安心領域がある。
その安心領域はコンフォートゾーンと言われている。
未知なことを避けて、今の安全なところ(現状維持)に留まることで安心を得ようとする。
新たなことを始めるということは、これまで経験の無い未知の領域に飛び込むということだ。
昨日まで知っている安全な領域でははなくなり、恐れの感情が出てくる。
「失敗したらどうしよう。」
「間違えたら恥ずかしい。」
「誰かに批判されるかも。」
無意識に発せられる感情が、いろんな反応を示し行動にストップをかけようとする。
今のコンフォートゾーンを抜けるには、目標を持つことだと言われる。
しかし、目標を持ってもコンフォートゾーンに引き戻そうとする心理が働く。
例えば社長になるという目標を持ったとして、じゃ明日から社長をやってと言われても出来ないのではないか?
まだ時期ではない、もう少し準備が整ってからと、次から次にできない理由を思いつく。
ではどうすればいいのか?
自己効力感とは、カナダ人の心理学者アルバート・バンデューラが提唱した。
セルフ・エフィカシーとも言われる。
自己効力感とは、簡単に言えば自分はできるという確信のことだ。
自己効力感を生み出すには、次の方法があるとされる。
1に関しては動き出せない状況では難しいかもしれないが、面白いのは他人の成功を観察しイメージすることでも自己効力感が高まるということ。
イメージすることやセルフトークを使うことも、自分でできることではないだろうか。
未知に対しての恐れをなくすには、自己効力感を高めることが有効だ。
自らの体験だけでなく他者の成功体験も利用できる。
自ら定めた目標をすでに達成している人を観察し、自分の家m0時と重ね合わせる。
セルフトークでイメージを強め、自分ならできると確信を持つことで、現状のコンフォートゾーンを抜け出し、行動ができる様になるだろう。