自分を変えることは難しい。
特にミドルと言われ世代に入ってからだと、今更変えられないと考える人もいると思う。
これまでの人生で経験してきた事や、聞いてきたものが信念となって今の考え方を作っている。
この信念がプラスの方面に働けばいいのだが、大体はマイナス方面に働いている。
この信念、英語でbelief、ビリーフとも言う。
自己実現に関心があれば聞いたことがあるかもしれない。
信念とは自分が信じていることなので、良い意味の響きに感じるかもしれない。
なのでここからはビリーフという言葉を使う。
簡単に言うと思い込みのことだ。
現状を変えていきたいなら、このビリーフを変えなければならない。
しかし、ビリーフを変えることは難しい。
これまでの人生で蓄積された考え方がビリーフを作っているからだ。
こんな経験はないだろうか。
自分の行動を変えたくてセミナーに出たり、書籍を読む。
その内容に感銘を受け、これからは自分を変えていこう。
明日から実践しよう、変われるはずだ、そう決めたはずなのに、、、
いつの間にか元に戻っていた。
これは無意識にこびりついているビリーフが、そうさせていると言える。
意識的にはわかっているが、ビリーフが変わっていない。
知るとこれまでのコンフォートゾーンに戻ろうとする。
ビリーフというのは他人の言葉で変えることは難しい。
もし他人が変えることができるのであれば、もっと多くの人が変われているはずだ。
コーチングでは助言をしないという話をしたかもしれないが、それは上記のような理由からだ。
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ビリーフを変えるのは自分の内なる言葉が大事になる。
内省ともいう。
まず普段発している言葉を変えてみよう。
人に話す言葉だけではない。
四六時中発している、自分の中の言葉、セルフトークだ。
そして自分の持っているイメージを変える。
その時イメージするのはゴールを達成している自分の姿である。