人生を豊かに生きるには、組織にとらわれず自分で仕事を持つということも一つの選択肢になるだろう。
ミドルやシニアのライフシフトに関する記事を見ていると、転職や、再就職という記事が多い。
いたずらに独立や起業を勧めるわけではないが、今の時代それも選択肢の一つとして考えてもいいのではないかと思う。
そもそも、なぜこの時代においても就職という道を選ぶのか?
安定した収入を得ることは一つの理由だろうが、これまで体験してきた世間の常識がそうさせてきたのではないかと思う。
ミドル・シニア世代はまず企業に就職して仕事をするというのが当たり前だった。
教育課程が終わると、就職活動をはじめるのが当たり前でなんの疑いもない。
そして、はじめに就職した企業で勤め上げる終身雇用がまだ有った。
起業なんて周りから反対があったり、それなりに資金も必要で今より随分ハードルが高かった。
好景気の時であれば、就職でも良かったと思う。
それなりに生活はできるし、生活の満足度は高かったのではないか。
それが、長い不景気になり就職も困難になり、正規雇用が減ってきた。
就職氷河期時代などと言われ、その問題は今でも引きずっている。
それでも生活のためには、何らかの仕事はしなければならない。
自分の夢や目標よりも、優先しなければならないことが多くある。
働いている企業のビジョンや目的が自分の価値観と一致しているとは限らない。
それでも、勤めている以上企業の目標に合わせるしかない。
コーチングでは過去にフォーカスすることはあまりない。
あくまも未来を起点に今を考えていく。
これから第二の人生や、新しい人生を歩もうとしているなら、自分の価値観や目的にあった生き方を模索してほしい。
豊かさとはお金を稼ぐことだけで得られるものではない。
組織に所属することだけを選択する必要はない。
自分で事業を起こすなり、これまでの経験を生かしてフリーで働くこともできる。
今の時代は在学中に起業する事例や、高校生起業、中学生なんてこともある時代だ。
多様な生き方を選択できる世の中になってきた。