実に釣りっぽいタイトルだが、本気で自分を変えようと思うなら、実際これくらいの投資でも十分できる。
自分を変えるというのは昔から多くの人が望んでいて、うまく行かず悩んでいる事だと思う。
世の中に、自分を変える方法を謳った自己啓発本やセミナーが多いのも、それだけ変えたいと考えている人が多いからだろう。
しかし、それらの情報に触れたときは変われる気になっても、数日経つと今までと変わらないということがしょっちゅう起こる。
それだけ、自分を変えることは難しいことなのだと思う。
書店では、ビジネス本や自己啓発ジャンルは常に目立つところに置いてある。
人気jyンルなのだろう。次から次に新作が出ている。
最近では海外の有名大学の名前がついた本が流行りなのか、一段と目につく。
大学での研究の成果が書いてあったり、エビデンスを元にしているので確からしい内容だと思えるのだろう。
中には一個人の感想のような内容のものもあるが、たまにハズレを引くのは仕方がないとして、概ね自分を変えるために有効なことが書いてある。
しかし、それらの本を読んでスキルの知識は増えるが、一向に変化を感じられないということはないだろうか。
それは、自分の本質が変わっていないか、読めていないかのどちらかだと思う。
2079円とは本二冊分の合計金額だ。
私は普段はあまり人に本を紹介したりはしない。
本というのは相性があるし、自分で見つけ出し納得しないと意味のないことだと思っているからだ。
その本とは、『中村天風 運命を開く』と『ナポレオン・ヒルの巨富を築く13の条件』だ。
昔から繰り返し読んでいる。
結局自分を変えるために必要なことはこの2冊に凝縮されているのではないか、と最近特に思っている。
「何だそんな本か」と思った人もいるだろうが過去にこの本を読んで変われていないのなら、一度しか読んでないか、実践してないからではないだろうか。
中村天風というと、多くの分野で名を上げた人が影響を受けている。
原敬や松下幸之助、最近の人では大谷翔平も影響を受けたらしい。
中村天風 『運命を拓く』
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1876年、明治生まれの人だ。
多くの本が出版されているが、講義のテープを文字起こししているものが多く、話し口調で書かれている。
たまに難しい今では使わない言葉が使われているが理解が出来ないほどではない。
中村天風の主張を簡単に言うと、「心を積極的に保つ」ということだ。
「こころ一つの置どころ」といっている。
ポジティブシンキングのような前向きに考えましょうと、言うことではなく、信念を積極的にするということを強調している。
心の面の話になるとスピリチュアルなものと感じるかもしれないが、そうではない。
中村天風の教えというのはすべて実践である。
ただ、この本一度読んだだけではもったいない。
繰り返し読んで自分の心に刻み込むことが大事である。
もう一つはナポレオン・ヒルの本だ。
ナポレオン・ヒル『巨富を築く13の条件』
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ナポレオン・ヒルといえば、『思考は現実化する』の方が有名かもしれない。
ただ、私は読んでいない。
巨富を築くというからには、金儲けの引けつでも書いてあるのかと思えば、ごくまともなことが書いている。
願望を持ち、期限を決め、計画を立てる。
今聞いても、なんら変わったことのない内容だ。
しかし、何ら変わったことがないということは変える必要のない本質だということではないだろうか。
本質を知り実践することが自分を変えるための近道だ。
この2冊を血肉になるまで読みつくす。
読んでいるうちに共通点も見つかるだろうし、昔から自分を変える方法は変わっていないということがよく分かる。
一度だけなぞるように読んで、もっと他に方法があるのではと、いろんなノウハウを試すより、まずはこの2冊を実践してみる。
たった2079円の投資で人生が好転するかもしれない。