おそらく、近年のコーチングはGROWモデルがベースになっているかと思う。
GROWとは次のようなものだ。
まずはゴール、目標の設定をする。
そして、現実を洗い直す。
どのような行動が取れるかを考え、ゴールに向かって前進(行動)する。
この場合のゴールでは、あまり壮大なゴールは想定しない。
どちらかと言うとゴール達成への行動をすることで、自己効力感を高めていくことが主な目的になる。
コーチングの手法なので、質問によってクライアントの内省を促していく。
質問をいくつか書いておくので、興味のある人は試してみてほしい。
通常は対話の中で質問を変えたりするので、ピンとこない質問であればいい変えてみてほしい。
『行動心理学ハンドブック』
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目標設定に関する質問
「あなたは何を成し遂げたいですか?」
ストレートだが目標=自己実現に関する質問になる。
他にも「あなたはこのミーティングで何を得たいですか」など、ごく短期的な目標設定の問いかけをすることもある。
現実を把握する
「目標に対して現状はどうですか?」
「現実として問題担っていることはなんですか?」
目標と現実のギャップを探り、どのような行動が取れるか、もしくは障害になっていることなどを把握しよう。
選択肢を作る
「目標達成のためにどんな選択肢があると思いますか?」
「現在の状況は目標達成にどのような影響を与えていますか?」
選択肢とは行動のために利用できる何らかのことだ。
前進する
選択肢を考慮しながら次のステップを決定する。
「次にどんなことができそうですか?」
「簡単にできそうなことはなんですか?」
など。
大きな目標をもっていることはいいことだ。
しかし、いざ行動に移そうとすると、何からはじめていいのかわからなかったり、目標の大きさに達成を疑ってしまうこともある。
十分に自己効力感を感じられるくらいの行動から始めていくことをおすすめしたい。