最近整うということをよく聞く。
サウナブームでよく聞くようになったんだと思う。
私はサウナにはあまり関心はないが、整うには興味がある。
具体的にどんな状態なのかは経験してみないとわからないことだろうが、瞑想などと同じで神経作用に働くような感覚なのだろうか。
「整う」でいうと、日常的に行っているのが書くという行為だ。
あれこれ考えすぎていたり、やる気が出なかったり、集中出来なかったりしたときに、とにかく書くことにしている。
しばらくすると、書くことそのものに意識が向かい、段々と集中力があがってくる。
考えが整理されたり、やる気に変わったりしてくる。
書くということは色んなところでその効果が謳われているようだ。
すこし調べただけでも、エクスプレッシブライティングとか筆記開示。
ジャーナリングとかフリーノーティングとかいろんな呼ばれ方や手法があるようだ。
厳密に言えば、それらは全部効果が違うものなのかもしれないが、ここでは問題にしない。
書き出すことで思考がスッキリするということ、整うことが大事だと思う。
『書く瞑想』
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最近ではPCやスマホで書くことが当たり前になっている。
思考の結果を残すのであれば、スマホで書くのもいいと思うが、思考の過程を書くには手書きがいい。
プロセスというと、その先に結果があるようだが、そういうことではなく、要はなぐり書きのようなものだ。
別に誰かに見せるわけでも、発表するわけでもないので、思いついたことをひたすら書くようにしている。
あることについて書いていても、別の何かが頭に浮かんだらそれも書き出す。
手を止めずにひたすらに書いていると、だんだん頭がスッキリとしてくるし、意識がいい方向に切り替わってくる。
ネガティブな事を書いたほうがいいとか、逆にネガティブは書かないほうがいい、といった意見もあるようだが、そんなことは気にしていない。
とにかく制約を設けず、ひたすら思うように書くだけ。
ただ、個人差はあるだろうが、ネガティブなことを書いているうちに、そのことがどうでも良くなってくる。
書いているうちにポジティブに変わってきているのだろう。
これを始めてから、いろんなことがはかどっているような気がする。
もやもやすることがあっても、書いているうちにもやもやが消えてくる。
書くだけなら、何の準備もいらないし、紙と鉛筆だけでできる。
わざわざ出かける必要もない。
一番簡単に「整う」方法だと思っている。