自分の望む人生を生き抜くためにはセルフコーチングが有効だ。
外部コーチに依頼しなくとも、セルフコーチングの手法を学ぶことで、自分で自分を成長させることができる。
セルフコーチングはとは、自分自身を指導し、自己成長を促進するプロセスのことだ。
自分自身の価値観や強みを理解し、自己開発を目指すための効果的な方法だ。
ここでは、セルフコーチングの方法について、具体的な手順を紹介する。
セルフコーチングの前に自分自身の価値観を明確化することから始めるのが良い。
価値観というのは選択、決断にも影響を与え、さらに無意識の行動にも影響を与えることだ。
人生の目的決める際にも価値観を知っておくのは大事なことだろう。
価値観は幼少期に見ていたの親の行動や、言動から影響を受ける。
他にも、自身の経験などから形作られる。
価値観は生涯変わらないというものではない。
現時点での自分の考えのベースにもなっているので、まずは自分を振り返り価値観を明確化しよう。
人生のゴールなどと言うと、大げさに聞こえるかもしれない。
目の前の目標を達成することが大事だと考えるかもしれないが、ゴールの設定は人生を歩む上での羅針盤となる。
その、目の前の目標は人生のゴールと同じ方向を向いているかを考えたほうが良い。
今に集中するのはもちろん大事なことだが、充足した豊かな人生を送るためには人生のゴールを考えることは有用だ。
具体的でなくても良い。
抽象的でもいいので、どういう人生を送りたいのか意識してみよう。
ここからが具体的なセルフコーチングの方法になる。
まずは、自分自身の目標を設定することが大切だ。
「自分自身」の目標と言うことに注意しよう。
他者から与えられた目標や、やらされている行動では自己成長に繋がりにくい。
自分の人生を生き抜くためにも、目標は主体的に決めるほうが良い。
たとえ、他者から与えられる目標であったとしても、自分の目標に転嫁することが大事になる。
目標は、具体的かつ明確で、達成可能なものにすることが重要だ。
目標は、先程決めた、自分自身の価値観や人生のゴールに基づいて設定することが望ましい。
目標が設定できたら次に、現状を分析しよう。
目標と現状の間にはギャップがあるはずだ。
そのギャップに対してどう行動をしていくかを考えることになる。
どんな課題があるのか、自分の強みは何か、改善できる事は何かなどを客観的に分析することで、どのような行動をとっていくかがわかる様になる。
目標を達成するには、何をおいても行動が大事になる。
ただ、闇雲に行動するよりは計画が合ったほうが良い。
計画と言っても精緻なもでなくても構わない。
あまり細かな計画は逆に行動を遅らせる原因にもなる。
計画で一番大事なのは、時間を意識することである。
時間は有限なのは当たり前のことだが、その使い方は人によって様々だ。
どれだけ目標に向かって時間を使えるかで成果は変わってくるだろう。
目標行動計画には、様々な手法があるがそれは別の記事で紹介したい。
ここまで出来たら後は実際に行動することだ。
行動すると必ず何らかの経験や知識を得ることができる。
毎回の行動のたびに、何が得られたのかをレビューし、自分にフィードバックを与えることが大事である。
この行動とフィードバックを細かく繰り返すことで、行動を改善し次の行動につなげることができ前進を実感できるようになる。
最後に、これまでの流れを定期的に振り返ること。
経験で得られたものが定着し、自己成長につなげていくためには客観的に振り返ることが重要になる。
その際に、最初に明確化した、価値観や人生のゴールに合っているか。
そのための行動が出来ているか。
目標設定は適切だったか。
計画は最善だったか。
行動はきちんと出来たか。
などを振り返ると良い。
ただし、ネガティブな評価はしないこと。
うまく行かなかったとしても、それはネガティブなことではなく改善のきっかけになったと考えよう。
逆にうまく言ったときは、自分を盛大に褒めてやると良い。
セルフコーチングは目標の達成のためにあると思うかもしれないが、一番の目的は自己効力感を高めることある。
どんな目標であっても自分は達成できると、信念になるまで繰り返すことが重要だ。
以上、セルフコーチングの手順をざっとまとめてみた。
それぞれに細かなテクニックもあるので、また記事にまとめていきたい。
セルフコーチングの手法を学ぶことで、自己成長し豊かな人生を送ることができるだろう。