最近リスキリングという言葉をよく聞くようになった。
日本語にすると学び直しということだろうか。
リスキリング -reskilling-がなぜこれほど注目されているのだろうか。
それは、これからのテクノロジーの進歩やビジネスの変化などの理由により、必要とされる能力も変化してきたからだろう。
ビジネスで必要とされる事が変わってきているのだから、それに合わせて知識や技能も変えていかなければ適応出来ない。
特に業務のDXで自動化されていけば、これまで人力でやってきた事がコンピューターに置き換わる。
その分、ほかの業務をすることが出来なければ余剰人員になる。
いやでもリスキリングが必要になる。
個人の能力だけでなく、企業も同じく変化していかないと現代のビジネスに適応できなくなる。
当然、経営者層のリスキリングも必要になるだろう。
では、リスキリングをする際にどのようなステップが必要なのだろうか?
やはり何をするにも目標の設定が大事だろう。
これからどのようなスキルが必要になるのかを予測し、自分が何を達成したいのかを明確にすることが重要だ。
短期的な目標と長期的な目標を設定も必要になるだろう。
社会人になってからの学びは、時間を有効的に使うことも大事だ。
学びにかけられる時間が多いほうがいいのは間違いないが、なかなかそうも行かないだろう。
幸い学習環境は充実してきている。
書籍、オンライン講座、ワークショップ、専門家がいるスクールなど、多くの環境がある。
自分に合った環境を見つけることが重要だし、学びたい内容によって適切な環境が違う。
そのあたりも考えた上でリスキリングに取り組もう。
リスキリングに限ったことではないが、学習計画を作成し、自分の目標に合わせて進めるようにすることが大事だ。
先程も書いたように、時間あたりの効率を意識したほうが良い。
内容、期間、目標などを具体的に決め、スケジュールを組んで実行することが重要だろう。
習得してから実践するのでは無く、学びながら実践するほうが良い。
プロジェクトやサイドビジネスなど、自分で取り組める場を見つけて実践することも大切だ。
学びと実践を繰り返すことで素早く身につけ経験学習の要素を取り入れることで、スキルが早く確実に定着していく。
学びっぱなしにしないで、振り返る時間もスケジュールに取り入れよう。
リスキリングには時間とエネルギーの投資が必要必要になる。
これからどんな力が必要になるのか見極めていくことも大事だが、一番大事なのはリスキリングの目的だろう。
これからはテクノロジーへの対応が必要と言われ、プログラミングを学ぼうとする人が多い。
実際に仕事の案件は多いだろうし、募集も多い。
しかし、今注目されているからと言って安易に飛びつくのは良くない。
プログラミングを身につけその後どうするのか。
その技術を使って内をするのか。
目的をしっかりと見定めていかないと、せっかく学んだその技術が無駄になることもあり得る。
これからの変化の中で、どのようなキャリアを積んでいくのか。
目的をはっきりとさせ、リスキリングに取り組もう。