独学には様々なメリットがある。
例えば、自分の興味、目的に合わせて学ぶことが出来、自分自身のペースで進めることができる。
また、独学に取り組む過程で、セルフマネジメント力が高まる。
問題解決能力や自己学習能力を向上させることもできるだろう。
しかし、独学にはデメリットも存在する。
例えば、専門家や先生から直接教えてもらうわけではないので、理解や洞察が得られにくい。
さらに、習得までに時間がかかることもある。
そこで、独学をする際には以下の点に留意することが重要だ。
独学をする際には、まず自分が何を学びたいのか、どのような目的があるのかを明確にすることが重要だ。
目的がはっきりしていると、学習の方向性を定められ、自己流の学びでも効率的に進めることができる。
目的がないまま学び始めるのは、地図をもたずに知らない土地を歩くことと同じだ。
いずれ、学びの目的がわからなくなり、途中で挫折してしまうだろう。
独学を行う際には、適切な教材を選ぶことが重要だ。
インターネット上には様々な情報が存在する。
正確に疑問が残るものも多数存在している。
間違った教材を選んでしまうと、せっかくの学びも台無しになる。
専門書やオンライン講座、ビデオチュートリアルなど、信頼性の高い資料を利用することが大切です。
独学には強制力が働かないため、管理をしっかりとする必要がある。
何をどのくらい学ぶのか、どれくらいの期間が必要なのかを把握した上で、学習スケジュールを作成し、時間を確保しよう。
学びを自己成長につなげていくためには、定期的な振り返りが必要になる。
独学の場合は自己流になりがちなので、客観的に学習内容を評価していくことが重要だろう。
ときには第3者に意見を求めることも必要になるかもしれない。
独学が挫折するのはモチベーションが維持できない事が大きな原因になる。
しかし、一人で学習していると、学習の結果が見えにくいのでモチベーションの低下につながる。
学習の記録を取ることで、成果を可視化しよう。
学習内容によって、指標とするものが違うだろうが、記録をつつけることモチベーションの維持につながる。
独学は毎日少しずつでも続けることが大事だ。
一度にまとまった時間を学習に当てるより、少しの時間でも毎日続けることで、習慣化できる。
習慣化に成功してしまえば、継続は楽になり、これまで続けて来これた実績は継続のモチベーションになる。
さらなる学習意欲が湧いてくるだろう。
独学には様々なメリットがある。
昨今、リスキリングと言われる学び直しが注目されるくらい、この時代を生き抜くには必要な技能だ。
さらに、自分の得意や好きなことを探求するのにも独学が適している。
だが、独学にはデメリットも存在する。
自分に合った適切な独学の手法を身に着け、継続していくことが必要になる。
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予測困難で不確実な時代には、何を学ぶのが正解なのかは判らない。
だが、独学力を身につけていれば、どんな時代になっても乗り越えることができるだろう。
人生を生き抜くためには必要な力になるだろう。