未来を創る力

これからを生き抜く力には自分の頭で考える事が最も大事

生き抜く力

生き抜く力とはどういうことだろうか。

先行き不透明なVUCAの時代だと言われてから随分と経った。

同時に、これからは生き抜く力が必要になるとも言われ続けてきた。

不確実な時代には、これまでの常識が変わるかもしれないから備えようということなのだろう。

備えると言っても、何がどうなっていくか判らないのに「備えようがない」ではないかと思うことだろう。

何がどうなるか判らない時代に一番必要なのは「自分の頭で考える」力ではないだろうか。

自分の頭で考えるとはどういうことなのか

「自分の頭で考える」ということも言われ続けていることだ。

考えるというのは自分の頭での行いなので、いつも自分で考えていると思うかもしれない。

だが、これだけ情報過多な時代だ、スマホでいくらでも他人の意見を知ることができる。

その意見を「私も同じ意見だ」としたら、それは自分の頭で考えたことだと言えるのだろうか。

とくに、権威者や有名人、インフルエンサーと呼ばれる人たちの意見や考えがいつでも手に入り、検索でだいたいのことは知ることができる。

それらに受動的に触れているうちに、自分の意見、考えだと思ってしまう。

そのままでは自分の頭で考えたとは言えないだろう。

自分で考えるとは、得た情報を分解したり、批評したり、抽象化したりしながら自分のプロセスで結論に導くことだと思う。

たとえたどり着いた答えが一緒であっても、答えにたどり着くプロセスがあることを言うのではないか。

自分の頭で考えられないと危険

誰でも情報発信ができる時代だ。

大手だけでなく、大小様々なメディアがネット上にはある。

その情報を何も考えずに受け入れていては、これからの時代ますます厳しくなっていくだろう。

最近のAIを見ていると、人が作ったものもAIが作ったものも判別が難しいくらい精度が上がっている。

ChatGPTなどを試してみると、人が書いたようなもっともらしい文章ができあがる。

ただ、その文章が正しいかどうかは別の話だ。

最もらしいが間違っていることもある。

それを信頼してしまえば間違った情報を受けたことになる。

しかし、これは人が発した情報にしても同じことだ。

著名人が言ったことが正しいとは限らない。

その事を自分の思考のプロセスを通して、結論を出すことが大事だ。

これからはますます自分の頭で考えているか試されることになるだろう。

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